ツユクサは何処でも見られるうえ、自然観察会では、いくつもの話題を提供してくれます。(1)添付の図のように、パッと目立つ雄しべは葯はあっても花粉を出さない「おとり」の仮雄しべ。本当の雄しべは下の方にある2本です。ツユクサは蜜を出さないので、目立たせて訪花昆虫を呼ぶのでしょう。おとりを目がけて虫を接近させ、花粉を運ばせるのでしょう。 (2)一日花で午後にはしぼむのですが、すると雄しべ、めしべが巻き込んでいって自家受粉をするとか、(3)友禅染の下絵に使われています。(下絵では色があっても水洗いをすると流れてしまい残らないそうです)
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